ズッキーニとフェタのケークサレ×アルザスのゲヴュルツトラミネール

ゲヴュルツと合わせる料理をQBQMで探すと”Cake sale courgettes et feta”とあったのでレシピをmarmitonにて検索。どうやら提携は相互に行っているみたいで、そのものズバリのレシピを発見。最近、訳さなくても作れるようになってきました。慣れか、語学力が上がったか。

先日友人に「他人のレシピを訳してブログに掲載するのは著作権法違反にならないの？」と質問されました。
まず、日本語に訳す時点で、食材とか手順とか、私が作りやすいようにアレンジしまくっているので原型を留めておりませんが（笑）、そのうえでお読みいただければと思います。

そもそも、レシピが著作物であるかどうかですが、日本の著作権法では著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」とのことで、レシピの材料の配合や調理法などは料理のアイデアに当たり、アイデアは保護対象にはならず、調理法を記しただけのテキストは創作的に表現したものではないため著作物ではないというのが、一般的な解釈です。

フランスやアメリカのレシピを扱っている当サイトにおいて、国際的にはどうなのかということですが、1886年に締結されたベルヌ条約というものがあり「文学的及び美術的著作物」が保護の対象になっています。また、フランスの知的所有権法典も同様ですし、アメリカに至っては、著作物を制作する際の着想、手順、プロセスには及ばないと明記すらされています。池波正太郎さんの小説の美味しそうなレシピを原文ママで掲載でもしない限り大丈夫ということです。
但し、料理の写真は創作的に表現したものに当たるようなので、ブログなどに掲載する時は、自分で撮影したものを使いましょう。

とはいえ、他人のレシピをさも自分で考えたかのように振る舞うのはなんとも浅ましいので、このブログではネタ元として出典を明記しております。山田にらを料理上手と素敵な誤解をしてくださっていた方々、そのまま誤解していただいてもかまわないのですが、そういうことなんですよー（笑）。

さて肝心のお味ですが、ズッキーニのコクがゲヴュルツのトロピカルな香りに、フェタの塩味がスパイシーな味わいによくマリアージュしました（★★★）。

材料（パウンド型1本分）

薄力粉 200g
ズッキーニ 1本
フェタ 100g
ベーキングパウダー小さじ1
卵 3個
ヨーグルト 120g
オリーブオイル
塩こしょう

作り方

1.ズッキーニは5ｍｍ角に切り、ルクエで3分蒸し、水気をきり、軽く塩をしておく。
2.フェタは5ｍｍ角に切り、オリーブオイル少々であえる。
3.オーブンを180℃に予熱する。
4.ボウルに薄力粉、ベーキングパウダーをふるい、溶き卵、ヨーグルトを加えてよく混ぜ、塩こしょうする。
6.1の3/4量、2を加えて型にいれる。
7.ズッキーニの残りをトッピングして、オーブンで45分焼く。