マリアージュとは?
マリアージュ(Mariage)とは、ワインと料理の相性を人間の結婚に例えたフランス語です。人間の結婚ほどではないにせよ、ワインと料理のマリアージュにもうまくいくためのコツがいくつかあります。レストランではソムリエのアドバイスに従えば間違いありませんが、ご自宅でワインを選ばれる際の参考になれば幸いです。
1.土地どうしのマリアージュ
ブフ・ブルギニヨンとブルゴーニュの赤など、その土地の郷土料理に伝統的に合わせてきたワインとの組み合わせは鉄板です。ブリー・ド・モー、シャウルスなど、シャンパーニュ地方で作られたチーズにはシャンパーニュ、エポワスなどのブルゴーニュ地方のウォッシュチーズにはブルゴーニュのピノノワールなどといった組み合わせです。
2.似たものどうしのマリアージュ
グラタンなど乳製品を使った料理とシャルドネが合う理由は、ワインを作る際のマロラクティック醗酵による乳製品のような風味あるためです。甲殻類のまろやかな甘みとのマリアージュも同様です。
3.個性を補いあうマリアージュ
ソーテルヌ×ロックフォールの組み合わせがまさにこれ。ロックフォールの強い塩味と風味を芳醇な風味の極甘口のソーテルヌが有無も言わさず包み込みます。個性の強さでバランスを取ります。