桜えびと絹さやのパスタ×獺祭スパークリング50

雨の土曜日、吉祥寺でランチを取った後、漢方医院の予約まで少し時間があったので東急吉祥寺店のお酒売り場を覗いたら、ちょうど父の日の販促で日本酒売り場が賑わっていました。

ふと冷蔵庫を見ると「獺祭スパークリング50」というお酒が美味しそうに冷えていました。
山口県岩国市の有名な日本酒「獺祭」にスパークリングがあったとは知りませんでした。

日本酒を飲むと後で散々な目に遭うので、ワイン仲間からのお誘いも断り続けていたのですが、スパークリングワインのようなボトルを見て「とりあえず飲め」と購入してみました。

スパークリングと言っても日本酒であることには変わりないので、和の素材を使った料理が合うと思い、冷蔵庫に残っていた絹さやと桜えびを使ってパスタを作ってみました。

桜えびの塩気と旨み、お酒の甘みがお互いを引き立てる、素敵なマリアージュになりました♪

美味しいからって飲みすぎ注意ですけどね。

材料（2人分）

全粒粉スパゲッティ　180g
絹さや　1パック
桜えび　10g
にんにく　1かけ
オリーブオイル　大さじ2
しょうゆ　少々
こしょう　少々

作り方

1.絹さやは筋を取り、にんにくはみじん切りにする。
2.鍋にたっぷりの湯をわかし、1%の塩（分量外）をしてスパゲッティをゆで始める。
3.フライパンにオリーブオイルをひき、弱火でにんにくを炒める。香りが出てきたら、桜えびを加えて炒める。
4.2のゆで上がり時間の2分前に絹さやを加えてゆで、ゆで汁を大さじ4（60cc）を取り置き、1分前になったらざるに上げる。
5.3に5のゆで汁を加え、スパゲッティと絹さやを加えて全体を混ぜたらしょうゆを回しかけ、こしょうをふって出来上がり。

VINS

獺祭スパークリング50
先々週の「ドコモ団塊倶楽部」にゲスト出演されていた旭酒造の桜井社長がおっしゃっていたのが、原料の日本酒好適米である山田錦が全国で30万俵しか作られておらず、争奪戦を繰り広げられているとのこと。そのうち旭酒造さんが4万俵仕入れており、絶対的に足りない状態だそうです。

材料のお米を自分達で作ったこともあるけれど、本職の米農家さんの作ったものとはレベルが違うそう。
それだけ日本の米農家さんの技術は高度なのだから、米離れと言われている昨今、技術に誇りを持って山田錦を作ればいいのにと思うのですが、なかなか簡単にはいかないようです。

外観:輝きのある濃いめのホワイト、気泡、粘性は中程度
香り：フルーティーで華やかな香り、米粉の薄焼き
味わい：アルコールのアタック強、豊かな甘み、後味に苦み、余韻長い

獺祭は岩国市から東京、ニューヨークへ進出し、さらにパリで認められるべく進出するとのこと。
勝沼醸造さんの「アルガブランカイセハラ」と旭酒造さんの「米大吟醸磨き三割九分」が同じ価格帯ではあるので、パリ価格でも戦えるとは思いますが、フランス人がどんな食事に合わせて飲めるのかをプレゼンテーションできるかが鍵だと思います。

おまけ

ぬか漬け
MYぬか床でつけた、赤黄パプリカと緑白アスパラ。
漬け物の塩味と旨みが、お酒の甘みと旨みと非常に良く合いました。

日本のチーズ
共働学舎さんのプチ・プレジール（牛乳製）、TAKARAチーズ工房さんのシェーブル（山羊乳製）。
チーズの塩味とお酒の甘みと旨みが良く合いました。
特に北海道の共働学舎さんのチーズよりも、福井県のTAKARAチーズ工房さんのチーズの方がより合っていると感じるのは地理的マリアージュ？