【吉祥寺ワイン研究会】スイスのワイン

復習する時間が取れず、公開が遅くなってしまいました。

4月の吉祥寺ワイン研究会のテーマはスイスのワイン。
スイスの伝統的な産地はヴォー州、1000年以上前、ブルゴーニュのシトー派の修道院からぶどう栽培を導入し大半がシャスラ。現在はヴァレ州が最大の産地で全体の赤白比率は赤58％。

先月の「世界のピノノワール」でスイスのワインがブルゴーニュと間違うほどのものだったので、今回もなかなか興味深いラインナップでした。
幹事の岡部さん、ありがとうございました。

2012 Chasselas Uvavins

ヴォー州シャスラ100％の白ワイン。

外観：輝き透明感のあるグリーンがかった淡いイエロー、粘性は中程度
香り：豊かな香り、ライム、ハーブ、きゅうりの皮のような青い香り、白い花、蜂蜜
味わい：アタックは控えめ、豊かで丸みのある酸、口の奥で広がるほのかな果実味、フレッシュな味わい、後味に塩味、余韻は長め

2012 Fendant du Valais Provins Valais

ファンダンとはヴァレ州で作られるシャスラ100％の辛口のワインの事。デブルバージュの後、コールド・ファーメンテーション（10~15℃でゆっくりと発酵）によりフレッシュ＆フルーティかつ濃厚なアロマが得られる。

外観：輝き透明感のあるやや淡いイエロー、微発砲、粘性は中程度
香り：グレープフルーツ、山のチーズのような乳製品、ナッティな香り、蜜、すみれ
味わい：たっぷりな酸、後味に甘み、余韻中程度

2010 Petite Arvine du Valais Provins Valais

プティッタルヴィンというヴァレ州土着のぶどう品種。特徴は色調は黄金色、粘性が強く、レモン・花・密の香り。

外観：輝き透明感のある黄金がかった中程度のイエロー、粘性は強い
香り：完熟した洋梨、蜂蜜
味わい：アタックは強め、豊かでふくよかな酸、豊かな果実味、後からくる甘み、余韻長め

2009 Petite Arvine Valais AOC Les Titans Provins Valais

上記との違いは標高1500mの洞窟のセラーでオーク樽で熟成。畑の場所の標高も高いとのこと。

外観：輝き透明感のある黄金がかったやや淡いイエロー、粘性は中程度
香り：豊かな香り、レモン、青い野沢菜、ヨーグルトドリンクのような乳製品
味わい：豊かな酸と果実味、後味にグレープフルーツの皮、余韻は中程度

2011 Gamay Uvavins

ヴォー州のガメイ100％。

外観：輝き透明感のあるふちに紫が残るやや濃いめのルビー、粘性は強め
香り：完熟いちご、バニラ、ミルク
味わい：豊かな酸と果実味、なめらかなタンニン、かすかな収れん性

2011 Merlot Gamaret Uvavins

ヴォー州のレマン湖にほど近い丘で育ったメルロー。収穫時期は遅め。

外観：輝き透明感のあるふちに紫が残るやや濃いめのルビー、粘性は強め
香り：いちご、きのこ
味わい：豊かな酸と果実味

2010 Pinot Moir du Valais Provins Valais

入念な選果、10日間のタンク発酵によるピノノワールの充分なタンニンを引き出す製法。

外観：輝き透明感のあるふちに紫が残る中程度のルビー、粘性は中程度
香り：カシス、フランボワースの赤系果実の香り、わら
味わい：なめらかなタンニン、豊かな酸、フレッシュないちごのような味わい、余韻は長め

2010 Syrah du Valais AOC Provins Valais

伝統的な製法で作られたシラー。

外観：輝き透明感のある濃いルビー
香り：プルーン、パプリカ、スパイス、燻製香、黒糖
味わい：なめらかなタンニン、豊かな酸、余韻長い

アルコール度数メモるの忘れました。

来月のテーマは「オーストリア」とのこと（オーストラリアではありません）。
こちらもほぼ人生初の体験で、非常に楽しみです。

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