【吉祥寺ワイン研究会】桃色吐息なギリシャのワイン
9月の吉祥寺ワイン研究会のテーマは「ギリシャ」。
今年2回目のプレゼンとなる研究会会長が自ら現地に赴いて手に入れてこられた珍しいギリシャのワイン。
何でも高橋真梨子さんの「桃色吐息」の歌詞に出てくる「ギリシャのワイン」というフレーズでギリシャ行きを決めたそうで。
ワイン認定の勉強中でも飲む事がなかった、おそらく人生初のギリシャのワインをテイスティングしました。
VIN BLANC
2013 ΘΑΛΑΣΣΙΤΗΣ
いきなり読めないギリシャ文字。
エーゲ海に浮かぶサントリーニ島のワイン。17.30ユーロ。
外観:輝き透明感のあるグリーンがかった中程度のイエロー、粘性は中程度
香り:グレープフルーツ、ココア、シナモン
味わい:豊かな酸のスッキリした味わい、後味に塩味と苦み
アシルティコ100%、アルコール13.5%
2013 Κτήμα Γεροβασιλείου
北ギリシャのテッサロニキ産。
数時間のスキンコンタクトの後、ステンレスタンクで発酵。13.30ユーロ。
外観:輝き透明感のあるグリーンがかったやや淡いイエロー、粘性は中程度
香り:グレープフルーツ、メロン、ジャスミンの花、ほくほくした栗
味わい:豊かで丸みのある酸、ほどよい果実味、ミネラル
アシルティコとマラグシアのブレンド、アルコール13.5%
VIN ROUGE
2008 GAIA ESTATE
ネメアのアギオルギティコ種と言えば「ヘラクレスの血」ですな。
フレンチオークの新樽で最低12ヶ月熟成後、冷却&フィルタリングを行わないで瓶詰め。25ユーロ。
外観:輝き透明感のあるふちがピンクがかった中程度のルビー、粘性は強め
香り:ラズベリー、甘草、メントール、シナモン
味わい:控えめでなめらかなタンニン、豊かでまろやかな酸、フルーティな味わい
アギオルギティコ100%、アルコール14%
2008 Tsantali Rapsani Reserve
オリンポス産。
樽の中で3年以上熟成させた後、瓶詰めしさらに1年熟成。23ユーロ。
外観:輝き透明感のあるふちがピンクがかったやや濃いめのルビー、粘性は強め
香り:チェリーのコンフィチュール、バニラ
味わい:なめらかなタンニン、わずかに収れん性、ミネラル
クシノマヴロ、クラサート、ストラヴォートのブレンド、アルコール13.5%
2012 Σιγάλας Μαυροτράγανο
サントリーニ島の赤ワイン。23ユーロ。
外観:輝き透明感のあるふちがピンクがかったやや濃いめのルビー、粘性は強め
香り:レッドカラント、赤い花、バニラ、シナモン、タバコ
味わい:豊かな果実味となめらかなタンニン、ミネラル
マヴロトラガーノ100%、アルコール14.5%
2011 Domaine Gerovassiliou Avaton
北ギリシャのテッサロニキ産。
ギリシャ最古のぶどう品種、リムニオのブレンド。
オークタンクで熟成後、マロラクティック発酵を行い、フレンチオークの新樽で18ヶ月熟成。25.80ユーロ。
外観:輝き透明感のあるふちが紫がかった濃いルビー、粘性は強め
香り:いちごジャム、シロップ、紫いも、バニラ
味わい:豊かな果実味と少しざらっとしたタンニン、横に広がる中程度の酸、後味にコーヒーのような苦み
アルコール14.5%
2000 Domaine Costa Lazaridi Cabernet Sauvignon Amethystos Cava
北ギリシャ、ドラマ産のカベルネ・ソーヴィニヨン100%。
除梗、破砕、発酵後、フレンチオークの新樽で18ヶ月熟成後、さらに瓶熟成。
Cavaとはスペインのスパークリングワインではなく、ギリシャのテーブルワインの熟成タイプのこと。
20年持つらしい。60ユーロ(レストランで150ユーロ)。
外観:輝き透明感のあるふちがオレンジがかった濃いルビー、粘性は強め
香り:プルーン、湿った土、バニラ
味わい:豊かな果実味、なめらかなタンニン、収れん性、後味に塩味
カベルネ・ソーヴィニヨン100%、アルコール13%
初ギリシャワインの中、かろうじて白の2種類とカベソーだけ分かりました。
面白かった。
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こんにちは、はじめまして私ギリシャとレバノンワインの輸入会社Vins d ‘Oliveをしているエルクーリ スヘイルと申します。
突然のメッセージすみません。この度リサーチをしていて山田様の「料理×ワイン」をブログで拝見させていただいたのでご連絡させていただきました。
2014年9月9日の「吉祥寺ワイン研究会」のポストです。
その中のギリシャワイン、「Thalassitis」と「Gaia Estate」をご試飲されておりましたが、そのどちらものワインを弊社は去年より輸入しております。
この度、その2つのワイナリー(Gaia Wines)のオーナー生産者来日されますので
その関連イベントへご招待させていただきます。
宜しければ、山田さまとそのワインを持ち帰られた吉祥寺ワイン研究会会長の方もご招待させていだければと存じます。
もしご来場いただける場合は、一度お手数ですがこちらへの返信で結構ですので
ご連絡いただければ幸いです。
【Gaia Wines Tasting at Cuisine(s) Michel Troisgros】
日時:2016年2月25日(木)14:30~16:30
場所:ハイアットリージェンシー内 キュイジーヌ(s)ミッシェル・トロワグロ
※オープンテイスティングですのでご都合の宜しいお時間にお越しください。
詳しいイベントの内容は下記のFacebookのリンクを先ほどFacebookのメッセージでお送りさせていただきましたのでご確認いただければ幸いです。
ご質問等はいつでもご連絡ください。
よろしくお願い申し上げます。
スヘイル
Vins d’Olive
http://www.vinsdolive.com