ごま風味のキャロットラペ×コート・デュ・ローヌの赤

「Oisixの有機にんじんが腐りかけてる～！」にんじんとか日持ちするものだと思って3週間室温で放置していたらこんな目に。同じ便に入っていたかぼちゃは一週間でダメになった。デリケートなのね、有機野菜ってば。有機の野菜が美味しいのは分かっている（ただしOisixの野菜のわざとらしい甘さ、アクとかクセとかまったく感じない野菜には疑問）。私のズボラな性格とライフスタイルでは、せっかくの美味しい野菜を無駄にするのが忍びなくてOisixの定期便は解約しました。最近、スーパーでも有機野菜手に入るようになったし、使う時にスーパーに買いに行ってあれば有機を選ぶ、そんなスタンスでいいと思います。

腐りかけたにんじんをそうじして、残った部分で、フレンチのお惣菜の定番、キャロットラペを作りました。いつも作っているのとは違う、ごま風味のキャロットラペです。
にんじんをスライサーでせん切りにして、炒ったごま、ドレッシングとあえるだけなのですが、このスライサー、フランスでは売っていないとアトリエフランスごはんの藤井さんがおっしゃっていました。なのでフランスではチーズおろしを使うそうです。

炒って風味を出したごまにオリーブオイル、バルサミコ酢をあわせると、ごま油＋酢＋しょうゆを使った中華風味のソースになります。これをゆでた春雨、きゅうり、ハムのせん切りにあえたら立派な春雨サラダもできますねー。

合わせたワインはコート・デュ・ローヌの赤。ドメーヌ・マズールの「Cotes du Rhone Les Prades 2003」、グルナッシュ、カリニャン、シラーのブレンド。2003年は熱波でフランスがものすごく暑かった年。果実味が力強い地方の、さらに天候も力強い年で、10年の熟成を経たこのワイン、10年も経ったとは思えないクリアなルビー色としっかり残っている果実味。ラズベリージャム、紅茶の風味、豊かな酸とまろやかなタンニン。吉祥寺のTHE GARDENで1,380円でした。ローヌの熟成ワイン、いいですねー。
サラダのごまとバルサミコの風味が、ワインの果実味、熟成感に非常によく合いました（★★★）。