プロフェッショナルによるパーフェクトマリアージュ（青山・CORK）

有機野菜とオーガニックワインで起業している妹が「面白いお店を見つけた」と予約してくれました。
道に迷いながら行ってみると、なんとL’ASの別業態のお店で、カウンター席でワインとワインに合わせた料理のマリアージュをコースで提供しています。
「旅行帰りで金欠」と言ったら、今回は6種類のワインと料理を楽しむ「Menu Dégustation」を妹がご馳走してくれました。
持つべきは、甲斐性のある妹ですねー。

CHAMPAGNE

N.V. Pertois-Moriset Grand Cru Brut Blanc de Blanc
乾杯にふさわしいブラン・ド・ブランのシャンパーニュ。
仕事の疲れを一瞬で癒す力がシャンパーニュにはありますねー。

Amuse
奥からパエリア（スペイン）、オリーブとアンチョビのペースト（イタリア）、ひよこ豆とサワークリーム（レバノン）とシャンパーニュ（フランス）を挟んで地中海クルーズ。洒落ています。

Vin BLANC

2008 Clonakilla Viognier
ちょっとビオっぽい感じのオーストラリアのヴィオニエ。
果実味と酸味のバランスがちょうど良い。

Hors d’oeuvres
マッシュルームと卵黄とクルトンとパルミジャーノ。
ワインの香りの要素を一皿で表した料理というのが食べてみて分かりました。
考えられています。

Vire Clesse Cuvee EJ Thevenet Dmaine de la Bongran
昔ながらの栽培・製法を頑に守っているマコンの生産者。
長年除草剤や化学肥料を一切使用しないビオロジック農法を実践。2007年に申請し、2009年にECOCERT（エコセール）の認証取得。収穫は複数回に分けて手摘み。ボトリティス菌の発生をもたらす畑のぶどうで造られたワイン。

参考：ファインズドメーヌ　ド　ラ　ボングラン

フォアグラを使った一皿
オマール海老の冷製スープ、フォアグラのペースト、パイナップルのコンフィチュールのクロスティーニにココナツをふりかけた一皿。
マロラクティック発酵をしたシャルドネが甲殻類に合うのは王道ですが、他の香りの要素を上手く一皿に盛り込んでいます。
思わず「すごいすごいすごい！」を連発していました。

VIN ROUGE

STROPPIANA Altea Barbera d’Alba
ヴィンテージを控えるのを忘れましたが、オレンジがかった熟成感のあるバルベーラ。
これまた撮影し忘れたメイン料理「小鳩の内蔵を使ったサルミソース」との相性は非常に良かったです。

Rose d’un jour & Fromage Blanc
“Rose d’un jour”は3年前のロワールでアンジュの一つ星レストラン”Favre d’Anne”でいただいたカベルネフランのロゼ。
あの時はデザートの「フランボワーズと赤ピーマンのソルベ」と一緒にいただきましたが、今回は山羊乳製のチーズ、サントモール・ブランとクリームを合わせたものとグリオットのコンフィチュールの一皿と楽しみました。
土地同士のマリアージュです。