【吉祥寺ワイン研究会】シャンパーニュ×3+ピノ×4=今年も美味しく勉強します!
昨年10月よりお世話になっている吉祥寺ワイン研究会の1月の例会。まずはシャンパーニュで乾杯。
N.V. Collin Guillaume Brut Nature
シルリ村のコラン・ギョームさんのBrut Nature(リキュール添加を全くしないもの)。ピノ・ノワール53%、シャルドネ31%、ピノ・ムニエ16%とピノ・ノワールがメインなのにそうとは感じさせなかったのは、Brut Natureということもあるけれど、一次醗酵をステンレスタンクで行っているからなのかな?
りんごのような風味のキリッとした味わいで1杯目にちょうど良いシャンパーニュ。ボナペティのランチの前菜の盛り合せに必ず合いそう。
1999 Alfred Gratien Brut
1杯目と比べるとさらにふくよかな印象のシャンパーニュ。お高い桃のような香しい香りと味わい。
N.V. Bollinger special cuvee Brut
3杯目はさらに厚みが増して、昆布だしの印象。旨みの塊。これはぜひ和食のお店でいただきたいわー。
今年一年の運営方法を話し合ってから(新参者につきほぼ傍観状態)、毎年恒例らしいブラインドテイスティング大会。品種(3点)、産地(5点)、ヴィンテージ(前後賞もOK2点)で40点満点で優秀者には主宰の西沢さんよりご褒美が。
外観で判断するとみんなピノ・ノワールだけど、1つだけ味わいでガメイとピノで迷いに迷ってガメイにしたら、結局ピノでした。外観だけで12点取れる出題だったのにね。産地全滅、ヴィンテージは正解1つと前後賞2つで合計15点。
もっと産地の特長をつかんだテイスティングをしましょうねという課題を頂戴しました。
2007 Valentin Zusslin Bollenberg
ブルゴーニュの1erクラスのビオと間違えたアルザスワイン。ヴィンテージは正解しました。ボランベルグの南東向きの粘度石灰質の土壌の樹齢35年。3/4を新樽の9ヶ月熟成。ブルゴーニュと間違えても不思議じゃない味わいです。
外観:縁がオレンジがかった淡いルビー、粘性は中程度、小さな気泡
香り:フランボワーズ、シロップ、藁
味わい:きめの細かいタンニン、収れん性、豊かな酸、余韻長め
2012 Sato Centralotago
見た目はピノだけど、味わってみてガメイ→ピノ→ベーリーA→やっぱりガメイと紆余曲折したワイン。産地もガメイとした時点でブルゴーニュ→アメリカ→日本→やっぱりブルゴーニュと世界旅行をしてしまいました。ヴィンテージは前後賞でした。
日本人のご夫婦がニュージーランドのセントラルオタゴで限りなく自然に任せたワイン造りの賜物。何となくニューワールドとか、ジャパニーズな印象を受けたのも納得しました。
外観:紫がかった淡いルビー、粘性はやや強
香り:いちごのような甘い香り、ラムネのような粉っぽさ、石灰
味わい:豊かな酸と、香りと同様豊かな果実味
2009 Givry 1er Cru Le Vigron Vincent Lumpp
品種のみ正解。冷涼かつ果実味ということでオレゴンのピノかと思ったらジヴリ(ブルゴーニュ)ですって。当たり年ワインだからか、なるほど。
外観:紫がかった淡いルビー、粘性はやや強
香り:フランボワーズ、お漬け物の発酵した香り
味わい:豊かな酸、冷涼さを感じつつも果実味もある、しっかりした骨格
2006 Nuit St.Georges 1er Cru Clos des Forets Saint Georges Magnum DE’LARLOT
品種は正解、ヴィンテージが前後賞。こっちがアルザスの自然派と思っていたら何とブルゴーニュ。1と4、注ぎ間違えたかしら、そうすればプラス10点でトップだったのに〜。しかし、残念ながら注ぎ間違えていないのですな。
2003年以降はすべてビオディナミとのこと。場所以外はあながち間違いではないな、私のテイスティング。
外観:ややオレンジがかった淡いルビー、粘性はやや強
香り:フランボワーズ、松茸のお吸い物
味わい:豊かな酸、果実味
今年のワイン研究会は飲みっぱなしにせず、必ず振り返ろう。
セレクトが絶妙だし、こうしてまとめているだけでも勉強になるわー。
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