ムルギーランチ×インドのシラーズ（ナイルレストラン）

4月の最後の日曜日、新しく開場した歌舞伎座の「杮葺落四月大歌舞伎」に行ってまいりました。2010年4月のさよなら公演以来ですから約3年ぶりです。旧歌舞伎座の面影を至る所に残しつつ、新しく進化した歌舞伎座、全てが素晴らしくリニューアルされたけど、一番凄いと思ったのが、三階席の最後列でも花道七三（しちさん）と言って花道の一番メインの場所が見える！ドイツのぶどう畑のように急斜面だけど（笑）。来月の助六も出が見える！隈研さん、グッジョブです！今後通うのが、楽しみですわ。

観劇の後は、ホントに久しぶりに歌舞伎座横の「ナイルレストラン」でお食事。ここのカレーは歌舞伎役者の方々にもファンが多く、また二代目オーナーのG.M.ナイルさんは、市川宗家が「助六」を上演する際にお囃子を演奏する「河東節連中」にも名を連ねており、歌舞伎と深いご縁がある方。伺った時にも忙しく立ち働いていらっしゃいました。

「ナイルレストラン」で必ず食べるのは「ムルギーランチ（1500円）」というチキンカレーに、マッシュポテト、キャベツのソテー、ターメリックライスがワンプレートでいただけるこのレストランのスペシャリテ。ぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのがスタンダードらしいけれど、私は一口づつ混ぜながら、本場インドの辛いカレーを、マッシュポテト、キャベツの甘みを箸休めのようにしながら食べます。

インドのワイン、スラ・ヴィンヤードのシラーズ（グラス750円）と一緒にいただきました。グラスで750円は高いなーと正直思ったのですが、グラスになみなみと注がれたワインはかなりの量。スパイシーなカレーの前では、スパイシーなシラーズが果実味たっぷりの甘いワインに変身しました。
私はカレーを食べる時に、ターメリックライスの場合、かならずレーズンをプラスしたくなるのですが、この赤ワインがレーズンの替わりの役目をしていました。