ブリ・ド・モーと季節のサラダ（Bienfait Café）×サン・トーバン・プルミエ・クリュ、クラレンドル・ルージュ

チーズ仲間の尾崎さん主催のご自宅サロン”Bienfait Café”の3月のテーマは「ブリ・ド・モー」。すっかり春の陽気の日曜日に伺ってまいりました。テーブルのお花は木蓮。いつも素敵なアレンジだけど、花はわざわざ購入せず、自然に咲いている花を使うそう。フラワーアレンジを見るのも楽しみ。

ドンジェ社の「ブリ・ド・モー」。半分でもなかなかの存在感。昨日の方々はホールで拝見できたのね。ホールだと3kgの大物です。

ランジスの市場で売っているものは黒のエチケットだけど、クリーム色のエチケットは熟成までドンジェ社が管理したという証なんですって。

ブリ・ド・モー　立川うどの生ハム巻き

ちょうど芯も消えて食べごろのチーズ。ミルクの風味が豊かでした。個人的にはもう少しトロトロになったのが好みかな。

春のお野菜　かぶのピュレ添え

かぶのピュレでいただく春の野菜たち。かぶの甘みが優しい一皿。味付けは塩のみ。素材の味だけで食べさせるプロの料理です。トッピングはMUJIの「春野菜のチップス」。食感が変わって楽しい。アイデアですね。

本日の白ワイン、10のサン・トーバン 1er Cru Les Cortonsと。
濃い黄色の外観、蜜を含んだりんごの香り、たっぷりでまろやかな酸のバランスが非常によい美味しい白ワイン。

チーズ第2弾は赤ワインと合わせるために部位と付け合せを変更とのこと。赤ワイン用に前のチーズを取っておいてしまったわ。これでお土産までいただいて、ホントに”モー三昧”でした。おみやげはもう少しおいてからいただきましょうかしら。

本日のワイン2種

10 Saint-Aubin 1er Cru Les Cortons
07 Clarendelle Rouge by Ch.Haut-Brion

サン・トーバンは私の最近のお気に入りのブルゴーニュ・シャルドネの作り手ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィスのもの。1000円前後のブルゴーニュ・シャルドネですらエレガントに感じる味のセンスを気に入っていたのですが、このサン・トーバンもぶどうのよさもさることながら、バランスよくて素晴らしいワインでした。

クラレンドル・ルージュはエノテカさんでクラレンス・ディロン社のブランドマネージャーさんの来日イベントの時にいただいて、美味しいのは知っていました。その時の様子は「南青山OLチーズブログ」に。

以下は、あくまで個人の感想です。参加されてた他の方は気に入られてました。

サン・トーバンはチーズに合わせるには少々フンパツしすぎかも。
日本ではチーズは高いので特別なワインを開けた時に食べようと思ってしまいがちがけど、フランスでは日常的に食べられているものだから、ワインはデイリーワインでいいと思うんですよねー。泡好きな私としては、シャンパーニュもいいけれどお高いので、クレマン・ド・ブルゴーニュと合わせてみたい。

クラレンドル・ルージュはバランスのとれた非常に質のよいワイン。デイリーというには少々お高めですが（オー・ブリオンを飲みつけている人にはデイリーか？）。チーズをもう少し熟成させるか、ブリ三兄弟次男の方が合ったのかな？チーズよりはお肉と一緒にいただきたい感じでした。

チーズは状態もよく食べごろで美味しかった。どちらのワインも非常に美味しかった。

けれど、マリアージュしたかというと、他にもいい組み合わせがあったのでは？という感が否めない。
なぜそう思ったのか？どうしたらマリアージュするのか？を考えていくのがこのブログの趣旨なので、今後も考えていきたいと思います。

難しいですね。チーズのマリアージュって。