第14回ドラジェ　定例ワイン会（Brasserie Va-tout）×ブルゴーニュのワイン

ドラジェさんというインポーターさん主催のワイン会です。場所は六本木AXISビルの”Va-tout”。
月曜だというのにワインは1人1本分。美味しいのでするする入ってしまいましたけど。

サーモンのカルパッチョ　フルーツトマトのソース×クレマン・ド・ブルゴーニュ　NV　ドミニク・ローラン

ドミニク・ローランさんは元パティシエのワインメーカーさん。お写真を拝見しましたが、なかなか恰幅がよろしい方。この方の前職がクイズになり、私は「弁護士」と答えてしまいましたけど、どう考えても「弁護士」には見えない。
外見とはうらはらに、シャンパーニュ製法でつくられたワインは、青リンゴのように爽やかな香りと旨みが心地よい素敵なものでした。

春野菜のフリット×ムルソーヴィエイユ・ヴィーニュ　2010　クロズリー・デ・アリズィエ

クロズリー・デ・アリズィエは、シャブリの有名なドメーヌ、ジャン・マルク・ブロカール社の長男さんが会社を辞めて、自ら立ち上げたネゴシアン。
ムルソーのリッチな印象がありながらも酸がしっかりあるので、料理に非常に合わせやすい。山菜のフリットはMLFの風味がタルタルソース変わりになり、付け合せのクスクスにはレモンと一緒に酸味を合わせて素晴らしいマリアージュになりました。

あさり　きのこ　菜の花の軽い煮込み×ブルゴーニュ　ピノ・ノワール　2010　パスキエ・デヴィーニュ

パスキエ・デヴィーニュは1420年創業の老舗のドメーヌ。香港のVinexpoで低価格ブルゴーニュ・ピノノワールを発見したとのことで今回ご紹介。熟したストロベリーの香りがチャーミング、それでいて酸がしっかりあるのでどんな食事にも合わせやすそう。
あさりを使ったお料理なので、普通は白かと思いきや、きのこ、トマト、にんにくの風味とワインの果実味、タンニンが加わることで味に奥行もでき、ワインも美味しくいただけるというナイスなマリアージュ。
上のムルソーも少し残していたので合わせてみたら、こちらもしっかりした酸とバターのような風味が加わって、美味しく頂戴いたしました。

ビゴール豚肩ロース肉と春キャベツのブレゼ×ヴォーヌ・ロマネ　2002 ショルジュ・ノエラ

このお皿には02のヴォーヌ・ロマネとブルゴーニュ　ピノ・ノワールの両方合わせてみました。ヴォーヌ・ロマネの果実味、なめらかなタンニン、熟成感のある味わいがお肉のソースに風味を加え、ブルゴーニュ　ピノ・ノワールの酸が春キャベツの甘い味付けを中和して美味しくいただきました。

チーズの盛り合わせ×コルトン・プジェ　グランクリュ　1999 ルイ・ジャド

本日のワイン5種

Cremant de Bourgogne NV　Dominique Laurent
Mersault Vieilles Vignes 2010　Closerie Des Alisiers
Bourgogne Pinot Noir 2010　Pasquier Cesvignes
Vosne Romanee 2002　Georges Noellat
Corton Pougets Grand Cru 1999　Louis Jadot

今回のワイン会は非常に勉強になりました。
料理がシンプルな分、ワインの合わせどころがわかりやすかったです。このワインにこの料理を合わせたシェフにもブラボーです。

ドラジェさんは、楽天市場でセンスのいいデイリーワインを販売されているので気になっていた会社さんです。ワインもリーズナブルなら、ワイン会の価格もリーズナブル。代表の戸井田さんがおっしゃるには、安くて美味しいワインを探して紹介していきたいとのこと。お気持ち共感します！ずっと応援していきたい会社さんです。