スイーツマリアージュ in 東京 2013（スイーツマリアージュ実行委員会）

風薫る爽やかな5月、目白の椿山荘で「スイーツマリアージュ in 東京 2013」が開催されました。GW後半の4連休の初日に友人と2人で行ってまいりました。

有名パティシエのスイーツ（この言い方あまり好きじゃないけど）とお酒のマリアージュ♪と聞いたら、自称マリアージュ研究家を名乗る私としては、行かない訳にはいかないでしょ。ただ一つの懸念は昨年、福岡で開催された際に出されたワインは「フランジアのロゼ」のみであったこと…。

私たちが参加したのは5/3(祝)の第3部、スイーツ3種とお酒が3種選べて4,000円のチケットです。
私がチョイスしたスイーツは以下の通り。

フレジエンヌ（ノリエット）　
クリームまでいちごのフレジェ。じつはノリエットの永井シェフのお菓子って食べたことない、と思ってチョイスしました。

アルバトロス（キャトーズ・ジュイエ）　
カシスとチョコレートのムース。シックな装いに一目惚れ♡でした。

ショコランジュ（ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ）
大人のショコラの定番。お酒にあわせるならこれでしょ。テオブロマの土屋シェフのショコラも実は始めて。ショコラが食べたい時はつい外国人シェフのお店に行ってしまいます。

こちらは同行のお友だち（ワイン好き）のチョイス。

シシリアン（ショコラティエ・パレドール）
ショコラとピスターシュのムース。

アメール（銀座マルキーズ）
コーヒーのムースのラム酒風味。

キールロワイヤル（パティスリー・レザネフォール）
シャンパーニュとカシスのムース。

これは後ほど追加したスイーツ。

オレンジのパンプディング　サバラン仕立て（ボンスイーツ＆コングラッツ！）
柑橘の爽やかなパンプディング

チープな外観が嫌われたのか、結構余っていたのですが、私は永井シェフのフレジェと迷ったもの。今回食べた中で一番のお気に入りかも。全体にお酒が染みていて、まさに一人マリアージュな一品。酒＆甘いもの好きにはたまらないですわー。

今回のイベントは1枚のチケットでスイーツ3個、アルコールを含むドリンク3杯（1・2部は2杯）が取れるシステムで、スイーツは3つのブースに分かれていて、それぞれのブースから各1個ずつ取ります。特定のシェフのものに殺到しないようにという配慮だと思います。

なぜかどのブースでも柿沢安耶さんの野菜スイーツが余っていました。スイーツは先着順なので、遅く着てしまうとポタジエ盛り合せということになってしまいそうです。野菜スイーツで有名な彼女とはいえ、パティシエ日本代表みたいな方々とはカテゴリが違うということでしょう。いがらしろみさん、小嶋ルミさんなどのなでしこ系でイベントがあったら健闘すると思います。

…とスイーツ面はある程度充実していたこのイベントですが、もう一つの主役であるお酒に関しては大きく不満！冒頭の懸念が現実のものとなりました。これは主催者にも直接申し上げたので誹謗中傷と取らないでいただきたいのですが、次回以降開催するのであれば関係各者には猛省を促し、以下は改善していただきたい項目です。

1.ドリンク担当がサントリー1社であったこと

主催者の手抜きとしか思えません。サントリーグループに話を持っていけば、ソフトドリンク〜酒類までカバーできてラクだし、サントリーさんにとっても一社独占で宣伝効果があって一石二鳥でしょ、という思惑が見え見えです。
世界最優秀ソムリエコンクールのイベント「和魂洋才」くらいドリンクが充実していたら言うことないのに。

2.サントリー1社でも努力はできたはず

今回私が合わせたドリンクは以下の3種。

MADDONNA R（ロゼワイン）
白州（ウィスキー）
響 12年（ウィスキー）

ワインはフランジアからグレードアップはしていたものの、前回同様ロゼのみでした。お菓子にはシャンパーニュを使用したものがいくつかあったのに、お酒の方に選択肢がないなんて「これでマリアージュを謳うな！」とすら思ってしまいます。他に選択肢がなく、結果的に選んだこの3種ですが、マリアージュとしては「他にもっと合うものがあるだろう」という感が否めませんでした。

1個500円以上も出して購入した有名店のお菓子に缶チューハイやハイボールを合わせて食べますか？ノンアルコールドリンクと合わせるなら、美味しい紅茶やコーヒー、ジュースの方がよくないですか？

海外や日本にワイナリーもお持ちのサントリーさんです。サントリーさんの総合力で、ワインもシャンパーニュもブランデーも出せたはず。ドリンクチケットを別売りにしてもいいと思う。とにかくお菓子に失礼です。

スイーツプランナーの平田さんもトークショーで「1＋1が3以上になるのがマリアージュ」とおっしゃっていたような気がしたのですが、それを探すには選択肢があまりに少なすぎます。量は必要ないので、少しずついろいろな種類を試せるようにしていただけると会の趣旨が生きると思います。

出品スイーツ店（50音順）

「オリジンーヌ・カカオ（自由が丘・新橋）」（川口行彦シェフショコラティエ）
「キャトーズ・ジュイエ（越谷・丸の内）」（白鳥裕一オーナーシェフ）
「銀座マルキーズ（銀座）」（松浦惇グランシェフ　パティシエ）
「ショコラティエパレドオール（丸の内）」（三枝俊介グランシェフ）
「自由が丘ロール屋（自由が丘）」（辻口博啓オーナーパティシエ）
「ソルレヴァンテ（青山）」（藤田統三シェフ）
「タカノフルーツパーラー新宿本店（新宿）」（森山登美男フルーツクチュリエ）
「箱根ホテル小涌園（箱根）」（福山哲也パティシエ）
「パティスリーナオキ（駒沢公園）」（長谷部直生オーナーシェフ）
「パティスリーノリエット（下高井戸）」（永井紀之シェフ）
「パティスリーポタジエ（中目黒）」（柿沢安耶オーナーパティシエ）
「パティスリーレザネフォール（恵比寿）」（菊地賢一オーナーシェフ）
「ホテル椿山荘東京（目白）」（関根直之パティシエ）
「ボンスイーツ＆コングラッツ！（恵比寿）」（小林友美シェフパティシエール）
「マキシム・ド・パリ（銀座）」（入澤聡パティシエ）
「ミュゼドゥショコラテオブロマ」（土屋公二オーナーシェフ）
「モンサンクレール（自由が丘）」（辻口博啓オーナーパティシエ）
「レ・アントルメ国立（国立）」（魵澤信次パティシエ）

ドリンクリスト

MADDONNA R（ロゼワイン）
響12年、白州、山崎（ウィスキー）
ブルガルブランコ（ラム酒）
アペロール、ルジェ・カシス（リキュール）
ほろよい各種、角ハイボール（缶チューハイ）
のんある気分各種、まるで梅酒なノンアルコール（ノンアルコール）
ウーロン茶、オランジーナ（ソフトドリンク）

コーヒー、紅茶

イベント概要

名称：スイーツマリアージュ in 東京 2013
開催日時：2013年5月3日（金・祝）・4日（土）
・1部 11:00－13:00
・2部 15:00－17:00
・3部 19:00－21:00
会場：ホテル椿山荘東京「オリオン」東京都文京区関口2-10-8
内容：スイーツ3個（人気スイーツ15店舗より出品の50種よりセレクト）、アルコールドリンク（ノンアルコール含む）2杯(3部は3杯)、コーヒー・紅茶、お土産
主催：ホテル椿山荘東京、スイーツマリアージュ実行委員会

公式サイト：スイーツとお酒を楽しむグルメイベント「スイーツマリアージュ」公式サイト