【日本ノムリエ協会】公園＆満月ワイン会 in 武蔵野中央公園

5/4（月・祝）は満月の日。いつも満月ワイン会を開いている深ポンのきよみさんがフランスに旅行中なので、今回初めて武蔵野中央公園で満月ワイン会を開催してみました。

近所のワイン仲間、大宮、横浜と遠方から来ていただきましたお二人と、なぜか私の母（笑）の総勢6名。

今回はワイン1本かおつまみ1品という指定だったにも関わらず、みなさん、しっかりワイン＆おつまみをご持参いただいて、マリアージュも楽しめる、なかなか実のある会でした。

今回発見したマリアージュをいくつかご紹介します。

フルーツサンド×ポルトガルの泡

先日の山形産もものフルーツサンドとフランスの泡のマリアージュに触発され、飯島奈美さんのレシピのフルーツサンドとシャンパーニュ製法、36ヶ月熟成のポルトガル・エストレマドゥーレのスパークリングワインを合わせてみました。アリント50％、フェルナン・ピレス50％と初めて聞くぶどう品種ですが、蜜りんごのような味わいが黄桃の甘みと対応した似たものマリアージュとなりました。

2011 Vinho Espumante Blanco Casa Do Conego
ワインは公園ワイン会御用達、吉祥寺のACワインさんにて購入。

しその実のポテトサラダ、たこの蜂蜜梅煮、洋梨のドライフルーツ×フランスのソーヴィニヨン・ブラン

青じそを散らしたポテトサラダもなかなか新しいと思いますが、和のテイストポテトサラダがフランス・ロワール地方のソーヴィニヨン・ブラン、プイィ・ヒュメとよく合いました。このワインはかなり万能で、他にもたこの蜂蜜梅ソース、洋梨のドライフルーツ（これもまた珍しい、スモークしたような香りがプイィ・ヒュメとの似たものマリアージュ）とも合いましたよ。

ほうれん草のトルティージャ、しその実のポテトサラダ、たこの蜂蜜梅ソース×フランスのシャルドネ

じつはこの3品、オーナーさんは同じ方でその方が持参されたワインがジャイエ・ジルさんのブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイでした。当たり年である2010年の豊かな果実と樽の利いたふくよかな味わいのシャルドネがそれぞれの持ち味と非常によく合っていました。

鶏レバーのパテ×アメリカのピノノワール、フランスのカリニャン

前回の公園ワイン会ではお手製のラザニアをお持ちいただいた、通称ラザニア王子のWさん。
今回は真鯛のカルパッチョをお持ちいただく予定が、材料の調達に失敗（釣れなかった）とのことで、鶏レバーのパテを作ってきていただきました。Wさんがお持ちいただいたワインはフランスのカリニャン100％。豊かな果実味とレバーのパテの旨みがよく合ったのですが、アメリカのピノ・ノワールともよく合っていました。

余ったものをしっかりいただいて、楽しんでいます〜。

鶏皮たれ×ブルガリアの赤

ブルガリアの赤ワインのどことなくヨーグルトの風味を感じるのは、赤ワインの製造工程で必ず発生するマロラクティック発酵からくるものでしょう。マルヴッド100％というまたまた今回初めていただくに等しいワインですが、フルボディながらも主張をしない懐の深いワインは食事に合わせるためにあるようなもの。鶏皮のコラーゲンと脂によく合っていました。
こういうワイン、大好きです。

公園ワイン会2回目にして、ワインかおつまみと指定したにもかかわらず、ワインもおつまみも両方お持ちいただいて、しかもマリアージュもバッチリ！既にマリアージュ会として成立している参加者みなさまのワインライフのレベルの高さに改めて驚愕しております。

自己表現の場としての公園ワイン会、面白い展開を見せそうですね。
今後に期待！