【レシピブログ】ワイングラスでおしゃれに楽しむ♪『薫り華やぐ純米酒』試飲イベント

ワイン好きのみなさま、こんにちは！東京2020に向けて、日本酒押しを打ち出した日本ソムリエ協会と関係があるのかわかりませんが、今年になってから何かと日本酒のイベントに参加する機会が多い山田にらです。

日本酒は体質的にあまり飲めないので、普段は全くと言っていいほど縁がないのですが、和食とワインの組み合わせが無理矢理感が否めないシチュエーションも多々あり、そういう時は素直に日本酒を選ぼうと思います。

さて、今回はレシピブログさんのイベントで日の出みりんで有名なキング醸造さんの新商品『薫り華やぐ純米酒』の試飲イベントに行ってまいりました。

ワイン酵母で発酵させた日本酒で、洋食と合わせてワイングラスでいただくのがコンセプトの商品。

ひととおりのレクチャーの後、普通の純米酒との比較テイスティングを行いました。

テイスティング

純米酒 VS 薫り華やぐ純米酒
普通の純米酒と比べて、日本酒のコクと旨味にワインのような華やかな香りが特徴です。白ワインをいただくように少し冷やしてくださいとのこと。

おとりよせネットのお惣菜
左奥から時計回りに、湘南のしらす湘南のトマトのキッシュ、フランス産　鴨ロースのロースト、サーモンとクリームチーズのテリーヌ、豚肉とピスタチオのテリーヌ。

十勝カタラーナ3種
お味はプレーン、ハスカップ、カシスの3種類。

次は、レシピブログの姉妹サイト、おとりよせネットで取り寄せた洋の惣菜とのマリアージュ実験。なかなかこれが万能選手で、どの惣菜にもマリアージュしました。デザートのクレームカタラーナは少し酸味のあるハスカップ味が良く合いました。

どんな食事にも合う美味しい純米酒が900mlで700円（税抜き）とリーズナブルな価格は庶民の私にとってはとーっても有難い商品。

そんなニューコンセプトのせっかく美味しい商品に仕上がったにもかかわらず、商品名、パッケージともに少しザンネンな感じが否めません。

まず、『さらりとした梅酒』的なネーミングが覚えづらい。この記事を書くのに何回も正しい商品名をググってしまいました。そしたら、『薫り華やぐヱビス』とカブっているし…。

パッケージデザインは、遊び心のあるパッケージとお気に入りみたいだけれど、隠し絵のアイデアをデザイナーさんのプレゼンでそのまま押し切られたような気がしてならないんですねー。発注側がどういう人にどんなシーンで飲んで欲しいと思っているのかを伝えていないのか、スルーしているのか。

コストダウンのために瓶ではなく、日本酒や焼酎に使われている紙パックを使ったのはいいけれど、女性が商品棚から手に取りづらいサイズだし、あんまりおしゃれさを感じない。このパッケージを食卓にのせたいと思わないのが正直な感想で、デキャンタに入れていただけばいいのかもしれないけれど、そのひと手間がだんだん面倒になって他の飲み物を選んでしまうのは何だかもったいないと思います。

例えば紀伊国屋さんやナチュラルローソンさんのドリンクコーナーで見かけるお洒落ドリンクのパッケージデザインや、日本ワインのエチケットなどが参考になるかも。

四恩醸造さん、金井醸造所さん、勝沼醸造さん、ボーペイサージュさん、ミエ・イケノさん、都農ワインさんとか、ワインの特性も表現しつつ美しいデザインのエチケットですし、我らが中央葡萄酒さんの原研哉さんデザインのエチケットなんて世界に発信できる日本の宝ですわ。

先日発表された新しい五輪エンブレム案にも感じた違和感と同じで、発注側の意図をくみ取り、それを超えたデザインを以って見るものを説得することができる力のあるデザイナーじゃないと厳しいのかもしれないです。

散々言うだけ言って、ものすごい大御所先生とかのお仕事だったらゴメンナサイ。