ココ・ファーム・ワイナリー　メーカーズディナー（Villa Due）

日本ワインを応援している神田のイタリアン、ヴィラ・ドゥーエさん、今回はココ・ファーム・ワイナリー醸造責任者の柴田さんを迎えてのメーカーズディナーです。

前回参加したミエ・イケノさんの会も、前々回参加したヴィラデストワイナリーさんの会もそうでしたが、ヴィラ・ドゥーエさんのメーカーズ・ディナーは食事をいただきながら、ゲストが一緒にテーブルについていろいろお話をお聞きする事ができるのがとても良いです。

柴田さんは大学を卒業されてココ・ファーム・ワイナリーさんに就職されたとのことで、出身校を伺うと東京農大の醸造学科とのこと。

高校生で進路を選ぶ時に家が酒屋さんじゃない普通のお家なのに醸造学科を選べる人ってスゴイ！
私の友人にもおりますが柴田さんもまさにそのような環境で、微生物の世界の学問的興味からだそうです。

私なんて絵が好きだから美大、ってアホ丸出しじゃないですか。

料理は4品、ワインは7種類いただきました。

Antipasto

帆立のカルパッチョを添えたギリシャ風野菜のマリネ

Antipasto

キノコ入り帆立のムースの入ったスズキのインボルチーニ　チンゲン菜花添え

Primo Piatto

エスカルゴのトマトラグーとキノコのソテーで絡めたオレキエッティ　パセリのアクセント

Secondo Piatto

ハーブ三元豚肩ロースのクロカンテッツァ　白インゲンと野菜のストゥファード

Vino

2011 ブラン・ド・ノワール
4/24にリリースしたばかりというブラン・ド・ノワール。北海道中央葡萄酒さんと同じ、木村農園さんのピノ・ノワールを使用とのこと。シャンパーニュ製法で瓶内36ヶ月熟成。

外観：細かい泡、輝き透明感のある中程度のイエロー
香り：フランボワーズ、酵母
味わい：小梅のような酸と果実味、ミネラル、後味に苦み

2012 プティ・マンサン
プティ・マンサン100%。ジュランソンなどフランス・南西地方で栽培されている。南西地方は気候が日本とよく似ており、プティ・マンサンはハリケーンが2回来ても耐えるぶどう品種で、台風の多い日本にはうってつけとのこと。
2012は山形産と足利産、3対7。初リリースは2011年。
ステンレス発酵後、少し樽をかけて、ステンレスタンクで熟成。3500円。

外観：細かい気泡（これは好ましくないとは柴田さん）、輝き透明感のあるやや淡いイエロー、粘性は中程度
香り：ひかえめな香り、パイナップル
味わい：豊かでフラットな酸、苦み、後からくる旨み

2013 プティ・マンサン
2013は足利産100％のプティ・マンサン。変わった栽培方法をとっていて、棚を使った垣根仕立てで上から下に枝が伸びているとのこと。ステンレスタンクと樽で発酵した後、ステンレスタンクで熟成。

外観：輝き透明感のある濃いイエロー、粘性は中程度
香り：豊かな香り、パイナップル、ハーブ
味わい：豊かな酸と果実味、バランス良

2010 甲州F.O.S
ぶどうは山梨産。F.O.SとはFermentation on Skinsの略で、皮と一緒に発酵とのこと。

外観：輝き透明感のあるオレンジ、粘性は中程度
香り：シードル、ラムネ、メントール
味わい：豊かでまろやかな酸、豊かな果実味、出汁のような旨み

2013 農民ロッソ
メルロー、カベルネ・ソービニヨン、マスカットベーリーA、ツヴァイベルトレーベを全国から集めて作ったブレンド。

外観：輝き透明感のあるふちがピンクがかった中程度のルビー、粘性中程度
香り：赤＆黒系フルーツ、メントール、クローブ
味わい：豊かな酸と果実味

2013 こころみシリーズZ
余市のツヴァイベルトレーベ100%.

外観：輝き透明感のあるふちが紫がかった中程度のルビー、粘性豊か
香り：ベリー、スミレ、こしょう
味わい：なめらかなタンニン、豊かな酸、後味に旨み

2012 山のタナ
山形県・上山産のタナ100%、5300円。

外観：黒みがかった非常に濃い赤、粘性豊か
香り：華やかな香り、カシス、スミレ
味わい：豊かな果実味、滑らかなタンニン、たっぷりな酸

DATA

足利のテロワールを生かしたワイン造りを追求
ココ・ファーム・ワイナリー

イベント目白押し！
Villa Due

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