築地御厨　内田悟のやさい塾（5月）

今月も築地御厨さんのやさい塾に行ってまいりました。
先月当選したので今月はさすがにダメかしらと思っていたのですが、ご案内いただきました。

やさい塾は7年前のこの日、2008年5月10日に始まったとのこと。
のべ3,000人に対し無料で「野菜のメキキ」を講義しています。

無料とはいえ濃い内容の講義は、野菜リテラシーを啓蒙し、目の肥えた消費者を育てることによって、最終的には御厨さんの野菜を購入したくなるという、典型的なフリーミアムのビジネスモデル。

先月、購入したそら豆、ホワイトアスパラも美味しかったですし、今月もそら豆とワンプレートに出てきたトマトのフォンデュを作ってみたくてトマトを購入しちゃいましたし、今月はやさい塾の野菜セットを申し込んじゃいました。

先月のやさい塾から4週後やさいの世界も少しずつ代替わりしているようで、5/5が「立夏」だったこともあり、春の名残の野菜と夏の走りの野菜が出会う端境期にあたります。

ボランティアのカツカワさん（声がカワイイ）による端境期の野菜たちの会話を通して今の旬を学び、ワンプレートの試食の後、本題の「野菜のメキキ」を学びました。

野菜のメキキ8ヶ条
1.［形］まあるい野菜を選ぼう
2.［大きさ］大きすぎない。だけどずっしり重いもの
3.［色］緑色の淡いもの
4.［バランス］形や葉脈が左右均等で美しいもの
5.［軸］軸が小さめで真ん中にあるもの
6.［ひげ根］ひげ根のあとが、まっすぐに並んでいるもの
7.［芽・根・子室］次世代へつなぐ生命のしるし
8.腐る野菜ではなく、枯れる野菜を選ぼう

今の旬はピーマン、アスパラ（太いのはメス、細いのはオス！って知ってました？）、トマトは今月中とのこと。
そういえばスーパーのトマトコーナー、今とても充実しています。

やさい塾ワンプレート

今月のワンプレートのテーマは「立夏の香り」。

そら豆のポタージュ
そら豆（400g）は切り込みを入れずにゆでて水に取り、玉ねぎ（100g）、セロリ、にんじん（各40g）をオリーブオイルでよく炒め、ゆでたホワイトアスパラ（根元の固いところ？）を加えてミキサーにかけ、塩で調味。そら豆の甘みを感じます。

自然栽培のリンゴ酢の軽いピクルス
水と白ワインを同量煮立てて、きび砂糖、リンゴ酢、クミンを加えてマリネ液をつくる。野菜に塩をふって湯がいてマリネ液に漬ける。コレからの季節に常備したいかも。

アスパラとシェルのトマトフォンデュ　花クレソン添え
トマトフォンデュはトマトを煮崩して裏ごしして、煮切りワインビネガーを加えたもの。旬のトマトをつかって今が一番美味しい時期。
トマトの甘みが最高。レシピはやさい塾の公式テキスト「子どもと大人のやさいの本」のP61に「内田流トマトとやさいの同種あえ」として掲載されています。

天然酵母のバゲット　夏みかんのママレード
ママレードのグラニュー糖は夏みかんの重量の30%。水分に白ワインを使用とのこと。さわやかなママレードでした。