【レシピブログ：西武池袋本店「クリスマスケーキ試食会」】クリスマスケーキ各種×泡（辛口、甘口）、赤、白、ロゼ

レシピブログさんのイベントで西武池袋本店の「クリスマスケーキ試食会」に行ってまいりました。ここ4年の間に3回ほどお呼びいただいています。本番のクリスマスよりも気合の入ったイベントです。今回25組50名の狭き門だったので、行けなかった方々のためにもしっかりレポートしなくっちゃと気合十分です。

まず、ワインを全種類確保し、気になったケーキ（といってもほぼ網羅の18種類）、箸休めのオードブル（すみません、完全に食べ方が間違っています）をテーブルに集めていざ戦闘開始です！

試飲ワイン

左から
泡辛：アラモス　エクストラ・ブリュット（アルゼンチン）
泡甘：サンテロ　天使のアスティ（イタリア）
赤：プライベートリザーヴ・ボルドー・ルージュ（フランス）
白：ウィリアム・フェーヴル　シャブリ（フランス）
ロゼ：ロスバスコス　ロゼ（チリ）

試食ケーキ

中央のいちごがのったケーキより時計回りで、

1.クローネスター（ケーニヒス　クローネ）
2.ホーリーナイト・ドリーム（アンテノール）
3.ル・シエル（ヴィタメール）
4.リュバンドールショコラ（ブールミッシュ）
5.苺ツリーのクリスマス（銀のぶどう）
6.ポンヌフ（パイヤール）
7.ナハトヒンメル（ユーハイム・ディーマイスター）
8.シュバルツァーバウムクーヘン（マイスターバウム）
9.ヴァイサーバウムクーヘン（マイスターバウム）

中央の栗がのったケーキより時計回りで、

10.和三盆と栗のケーキ（Wa・Bi・Sa）
11.クリスマス・ルチル（レスポワール）
12.リナタンデュ（ドゥバイヨル）
13.野菜のオペラ（T.Sweets.Labo）
14.トロンヴェール（ミシェル　ショーダン）
15.スイートクリスマス（ジョトォ）
16.ショコラ・キャラメル・ノエル（エコール・クリオロ）
17.エトワール　フィランテ（ル　パティシエ　タカギ）

私のおすすめ

ワインとのマリアージュが完璧だったのが、

18.デュオ・エトワール（セバスチャン・ブイエ）
※後ほど追加で写真撮るのを忘れました。
いちごのムース+いちごのソース+いちごのクリームが3層になった赤いケーキと、紅茶のムース+ブラックベリーのソース+ブラックベリーのクリームが3層になった白いケーキが1本になったブッシュ・ド・ノエル。泡辛、赤、白、ロゼと泡甘以外のワインとマリアージュしました。ワイン好きのクリスマス会のデザートなどに万能なケーキですねー。
泡甘はちょっとワインが安っぽく感じてしまいました。もう少し高価格帯の甘口スパークリングか思い切ってデザートワインにするのが良いかもしれません。

ケーキとして美味しいと思ったのが、

4.リュバンドールショコラ（ブールミッシュ）
※写真あっても埋もれちゃってわからないけれど。
このケーキはとにかくチョコレートケーキとしての完成度が高い。チョコレートの生地にもナッツの食感をきかせて、フランボワーズのゼリーとチョコレートのムース、チョコレートのグラサージュと食感、味覚共に楽しめました。こちらは、泡甘、赤、ロゼとマリアージュしました。

アイデア賞なのが、

3.ル・シエル（ヴィタメール）
ヘーゼルナッツのスポンジにキャラメル風味のチョコレートのムースがのっていて、中にオレンジのムースとジュレが入っていて、オランジェットのケーキ版といった趣。ほろ苦い甘さの中に爽やかなオレンジのジュレが効いていて美味しかったです。こちらは、泡甘、白、ロゼとマリアージュしました。

定番のいちごのショートケーキで良かったのが、

5.苺ツリーのクリスマス（銀のぶどう）
2.ホーリーナイト・ドリーム（アンテノール）
15.スイートクリスマス（ジョトォ）
銀のぶどうは何層にも分かれて手間をかけている分、スポンジとクリームのバランスが良いです。昔、就活で3時間も面接した挙句に落とされた恨みで購入することはないと思いますけど（笑)。あれから「東京ばなな」も買ってません。
アンテノールは、キメの細かいスポンジのしっとり感が私好み。ジョトォはクリームシャンティが美味しかったです。

残念な感じのするケーキ

あくまで個人的感想なので、関係者の方、気を悪くしないでくださいねー。

14.トロンヴェール（ミシェルショーダン)
ピスタチオのムース＋ミルククリーム＋ベリー風味のガナッシュ＋ショコラのジェノワーズという構成のケーキ。いただいた試食と本番のケーキの各層の比率がカタログと明らかに違うのと、トッピングがないので比較にはならないかもしれませんが、いただいた試食のものはあのミシェル・ショーダンとは思えないものでした。「濃厚なピスタチオのムース」が濃厚に感じないのと（チョコ系試食の後で舌がアホになっているのを割引いても）、ベリー風味のガナッシュとジェノワーズショコラの存在感があまりなかったです。試食のサンプルも製品のイメージを想定して作らないと伝わらない例ですね。

逆に試食のサンプルから製品がイメージ伝えながらも残念だったのは、

13.野菜のオペラ（T.sweets.Labo）
このケーキ、とても凝っています。米粉と大豆のビスキュイ＋ほうれん草のクレーム・オ・ブール（バタークリームのことなのですが、そう書いてしまうと私たち世代は高度経済成長下のあの美味しくないクリスマスケーキを思い出すので区別します）＋白いんげんのガナッシュ＋ショコラのグラサージュと、野菜です、オペラです。
でも私、野菜は料理で食べたいし、オペラはオペラとして食べたいです。野菜スイーツを否定するつもりはないけど、例えば「このケーキ、マクロビで作っています」的なものだったら、野菜を使った方が楽しいと思います。でもそうじゃないみたいだし、すごく頑張って作っているの分かるんだけど、野菜を使う必然性があまり感じられず、失礼ながらもどなたが買うのかな？と思ってしまいました。某野菜スイーツ店と対抗して勝負するなら、こちらの方が断然美味しいと思いますけどね。

ショコラの存在感が充分ながらも残念だったのは、

12.リタナンデュ（ドゥバイヨル）
ベルギーの名店だけあってチョコムース滑らかさと濃厚さは素晴らしい。中にバニラの風味が嬉しいクレーム・ブリュレを入れるのも斬新。だけど、何故！？ビスキュイがライスチョコなのよー！なつかしの10円チョコじゃん、と思ったら一気にテンションが下がってしまいました。あれはあれで美味しいのだけれど、ここで出会いたくはなかったかも。

ワイン毎のマリアージュケーキ

泡辛
1.クローネスター（ケーニヒス　クローネ）
13.野菜のオペラ（T.Sweets.Labo）
18.デュオ・エトワール（セバスチャン・ブイエ）

泡甘
1.クローネスター（ケーニヒス　クローネ）
2.ホーリーナイト・ドリーム（アンテノール）
3.ル・シエル（ヴィタメール）
4.リュバンドールショコラ（ブールミッシュ）
6.ポンヌフ（パイヤール）
7.ナハトヒンメル（ユーハイム・ディーマイスター）
5.苺ツリーのクリスマス（銀のぶどう）
10.和三盆と栗のケーキ（Wa・Bi・Sa）
11.クリスマス・ルチル（レスポワール）
13.野菜のオペラ（T.Sweets.Labo）
15.スイートクリスマス（ジョトォ）
17.エトワール　フィランテ（ル　パティシエ　タカギ）
18.デュオ・エトワール（セバスチャン・ブイエ）

赤
4.リュバンドールショコラ（ブールミッシュ）
6.ポンヌフ（パイヤール）
7.ナハトヒンメル（ユーハイム・ディーマイスター）
16.ショコラ・キャラメル・ノエル（エコール・クリオロ）
18.デュオ・エトワール（セバスチャン・ブイエ）

白
3.ル・シエル（ヴィタメール）
10.和三盆と栗のケーキ（Wa・Bi・Sa）
13.野菜のオペラ（T.Sweets.Labo）
18.デュオ・エトワール（セバスチャン・ブイエ）

ロゼ
3.ル・シエル（ヴィタメール）
4.リュバンドールショコラ（ブールミッシュ）
6.ポンヌフ（パイヤール）
12.リナタンデュ（ドゥバイヨル）
13.野菜のオペラ（T.Sweets.Labo）
18.デュオ・エトワール（セバスチャン・ブイエ）

思いつかなかったもの
8.シュバルツァーバウムクーヘン（マイスターバウム）
9.ヴァイサーバウムクーヘン（マイスターバウム）
11.クリスマス・ルチル（レスポワール）
14.トロンヴェール（ミシェル　ショーダン）

やはり甘口のスパークリングがケーキには万能ですね。
ワインが好きな人も、スイーツが好きな人も両方好きな人も、Joyeux Noël!

おみやげ

いただいたおみやげは、空いろとブールミッシュのコラボの「あんこのパウンド」。「空いろ」って何？と思ったら「空也もなか」の新業態で、あんこをベースにした和スイーツのお店みたい。空也のあんこをパウンドに仕立てるなんて、なかなか粋な計らいではないですか。きめの細かいパウンドの生地に上品なあんこの味わい、日本酒と一緒にいただきたいかも。