サーモンとレンズのタルタル×南西地方の白、黒豚ロースのソテー×トゥーレーヌの赤（ビストロ天下井）

明日、ルーマニアワインの輸入会社の社長と面談があるので、ルーマニア料理を食べておこうと思い、HotPepperから中野坂上のルーマニア料理のお店を予約してみました。お店からのコールバックはなかったけど、予約した日時にとりあえず行ってみると閉まっていて人もいません。夜の営業はやっていそうだし、31日ハロウィンパーティをやるらしく絶賛受付中だったので、閉店はしていないようだけれど。

しかたがないので、別の店をさがすことに。表参道にもたしかもう一軒、ルーマニア料理のレストランがあったはず。ホームページを調べて、念のためTELしてみると「お客さまがおかけになった番号は現在使われておりません」と切ないアナウンスが。

料理とワインモードにすっかり入ってしまった私は、ルーマニア料理をあきらめ、フレンチで探すことにしました。以前「料理王国」に掲載されていて気になった、荻窪の「ビストロ天下井」に電話してみると入れそうなので予約しました。場所をネットで調べると以前通っていた荻窪のビクラムヨガの2軒となりじゃないですか。

重い引き戸を開けると（マダムに開けてもらいました）、既に8割がた席が埋まっており、カウンターキッチンの中では、シェフが忙しそうに立ち働いていました。カウンター席に案内され、前菜、メイン、それぞれに合わせるワイン、デザート、食後の紅茶をオーダーしました。

アミューズ：焦がしパンのスープ」
香ばしいパンの香りのミルクスープでした。

前菜：サーモンとレンズ豆のタルタル
先にワインを注がれ、後から料理がきて、なぜ南西地方のワインが選ばれたのか納得してしまいました。南西地方はボルドーの下あたりに位置し、栽培品種もボルドーに準ずる地域です。ボルドーより気候に恵まれ、知名度も低いのでワインのお値段も品質と比べて比較的リーズナブルで、コスパのよいワインが多いです。レンズ豆のボリューム感とワインのふくよかなボディがよく合っていました。

メイン：鹿児島産黒豚ロースのソテー　温野菜添え
豚もさることながら、この野菜たちの存在感を見て！温野菜につかった野菜はオーガニックとのこと。2日連続でオーガニックの野菜をいただけるなんて嬉しいですわ。豚に合わせてトゥーレーヌのピノ・ノワールをいただきました。シンプルでチャーミングな赤ワインが豚、ごぼう、玉ねぎによく合っていました。他の野菜は前菜の時の白ワインとよく合っていましたよ。この一皿で赤ワインも白ワインも楽しめました。